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運命なんて信じないふたりの

それは星の囁きにも似ている
夜をくずして煮つめた未明
祈りも夢も悪魔は笑う
宝石の目は光らない
不遇なジョーカー
楽園のなごり
エデンの淵
冬の体温
乾いた鱗
泳げない魚
明日、夢の畔で
空に満つる光の螺旋
春にも君は冷めたいろ
ゆうべとおなじ目をしてる

あの日から止まったまま
深淵にはいたらぬさだめ
きみだけに許された境界
まがいの勝利に酔う戯け
暮れ合いに逢いましょう
楽園の檻で少女はうたう

万年雪の苗床
停滞する体温
触れる前から

盲目の金糸雀は唄いつづける
シリウスを棄てた誰かの未来
未開の極致におまえはいない
ツンドラより来たりて居坐る
運命なんて信じないふたりの

愛なき囀り
未だ冬を拗らせ
きみのほしはしんだ
同じ朝など還らぬまま
置き去りにされた名無しの感情
夢も祈りも悪魔は笑う
諧謔の朝、滑稽な夜。
天鵞絨の星躔
素通りの雨

果てに見た暁の綺羅星

果てに見た暁の綺羅星
切り棄てた端から忘却
死にたがりのビーナス
愛のないいじわるな唇
あらゆる希望を摘む者

夜を愛すあなたの魔法

星の片隅
天蓋の小宇宙
擾擾たる顕界にて
夜道にひとりごちる
壊死した感情くずかごへ
日の差す奈落でおまえは笑う
夜を愛すあなたの魔法
少しの朝と幾千の夜
ふいにあいにいく
巡るひととせ
凍色の炎

心揺らす、青

心揺らす、青
糸はなにいろ？
あなたも同じだね
つまづいて、笑う
そんな君もかわいいよ
気づかないでやきもき
かわいい毒にあてられて
手探りでつかんだ、指先
かじかむ手と手を絡ませて
もどかしくも、そのままにして
揺らがない視線、いつも感じてる
言わなくていいよね、こんな気持ちは
となりから聞こえる、いじらしい憎まれ口

はやくヒーローを見つけてよ

そこにいてよプリンセス
移り気なあいつの執着
はやくヒーローを見つけてよ
君の耳にハレルヤ
裸のクイーン
笑いながら下降する君よ
脳内ポリメトリック

こうしてお姫さまは幸せになりましたとさ。

胸焼けするほどLots of love

懐メロを聞きながら
思い出すのはあの日のきみ
置きっぱなしにされた君の『　　』
アイラブユーが追いつかない
胸焼けするほどLots of love
結びのXXX

復讐者は夜明けを望まない

最果ての君に捧ぐ詩
アトランダムストライカー
復讐者は夜明けを望まない
電子的手法
絶対零度の熱視線
ニヒリストは光を蔑する
フリーズドライガールズ
〇周目のバッドエンド
ハッピーエンドルート直行
十月の歌うたい

片隅に宿る

星を浚う
片隅に宿る
修羅の住人
あの日の残骸
語り部は笑う
小さな夜の魔法
付け焼き刃の定義
不知不識汚泥の底
切れ味の鋭い感情
掴み損ねた綺羅星
怪物だらけの檻の中
美しさと嫌悪の狭間で
憂鬱な月は皮肉を愛す
子守唄にはまだはやい
本気で考えた試しもない
きみに向かって続いてく
アイだったもののなれの果て

はじまりは最悪の出会い
キライは意識のはじまり
スキ、キライ、スキ
まだ始まってもいない感情
聞きたくない、あいつの反応
あまのじゃくな2人
わたしの前では隠さない本音
言葉足らずのすれちがい
あいつ、なんかに
巡るトライアングル
知りたくない、あいつの答え
聞かないつもりの私の思い
あの日君から逃げ出した
本当は傷つけたくなんかないのに
君が謝るまで謝らない
おまえになんか、わかるはずない
あいつのせいで泣きたくないのに
近づいて、離れて、また近づいて
この心は、あいつの思い通りなんかじゃない
同じ分だけ思い知ればいいのに
誰に笑われても二人は
心、駆け出したなら
ここから始まるアッピーエンドアフター